少ない手持ちで株取引を始める際の注意点

投資の基本は、もし全額失うことになっても、生活に影響が出ない余裕資金を使って行うことです。元手が多ければ多いほど、選べる投資の選択肢が増え、資産も増やしやすい状態を作ることができますが、投資というのはリスクも伴うものです。多少目減りするだけであれば問題ありませんが、株価の暴落などに巻き込まれれば資産の大半を失う可能性があります。こうした状況にお一言った場合でも、無理なく乗り切れるように、生活に必要なお金はしっかりと残しておくことが大切です。

余裕資金のみという形であれば、僅かな金額でしか株取引ができないと悩む人もいるでしょう。しかし、株の全てがとても高額という訳ではありません。1株あたりの株価は様々で、1株からでも購入可能です。株主となり、株主優待や配当金を受けたいという場合は、企業が設定した最低購入数などをクリアする必要がありますが、まとまった株数を購入しても数万円程度で済む銘柄というのも少なくありません。そのため、少ない手持ちでも無理なく投資をスタートできます。

ただ、少ない余裕資金で投資を始める際に注意をしておかなければいけないことが、極端に安い銘柄です。手持ちの資金が少ない状態の時は、安い銘柄が魅力的に見えることもあるでしょう。ただ、安さには何らかの理由があるものです。

元々、安く購入できるように設定されていた銘柄であれば購入して所有していても問題ないでしょう。しかし、様々な事情で大暴落をして安くなっている銘柄は要注意です。

底値と感じるほど安くなっているのであれば、後は上がるしかないと考える人は少なくありません。勿論、その企業に魅力や余力があれば、底値から盛り返していく可能性もあるでしょう。しかし、底値と言われるほど暴落している銘柄は、盛り返すことができないまま倒産をしてしまうリスクがないとは言い切れないものです。株価が下がった場合は、資産が目減りをすることになりますが、企業が倒産した場合は株券自体が紙切れに変わってしまいます。それだけに、安い銘柄はお得と簡単に考えるのではなく、その企業が成長中なのかどうかを確認した上で、最終的な決定をしていくことがおすすめです。

値動きに合わせて売買をするデイトレードの場合、倒産によってすべてを失うリスクは低めです。それに対し、株主優待や配当金目当て、大きく成長してから売却をすることを目標として株式投資を始める場合は、倒産リスクをしっかり意識しておくことが大切です。